2010年04月20日

始皇帝も驚く“日本のハリウッド” 恐るべし!!太秦(産経新聞)

 【検定1級記者が語る京都】

 右京区太秦にある大酒(おおさけ)神社の鳥居前。ここで、右に見える木製の由緒書に書かれたご祭神の名前をよーく見てほしい。なんと中国史上初めて皇帝と称した「秦始皇帝」の名前が見えるのには恐れ入った。

 大酒神社はかつて広隆寺の鎮守として寺の境内にあったものの、明治時代の廃仏毀(棄)釈の影響で今は寺の脇に。嵐電の太秦広隆寺駅から映画村に向かう途中なので多くの観光客が神社の横を通っているわけだが、神社の存在に気づかない人も多い。

 そういえば、不定期に行われる、不思議な面をかぶったマダラ神が牛にまたがって練り歩く京都三大奇祭祭のひとつ、広隆寺の「牛祭り」もかつては大酒神社の祭礼だった。

 太秦というと、国宝第1号の弥勒菩薩(みろくぼさつ)像で有名な広隆寺などに代表されるように、平安京遷都以前から秦氏の本拠地として知られる。

 その秦氏の祖先で、養蚕と機織りの技術を伝えた弓月君(ゆづきのきみ)が秦始皇帝の子孫と主張していたということもかかわっていると思われる。

 この神社から帷子(かたびら)ノ辻に向かって歩くこと約10分のところに秦氏の墓とされる「蛇塚(へびづか)古墳」がある。6世紀末から7世紀初めごろに築造された前方後円墳で全長は75メートルとされている。

 「日本のハリウッド」ともいわれる太秦にふさわしく、松竹の撮影所の裏、住宅に囲まれるかたちで巨大で荒々しい岩がいくつも積み上げられた石室が残る。その規模は奈良・石舞台古墳に匹敵するといい、当時の権力の強大さがしのばれる。

 太秦周辺には市内中心部や東山とはひと味違った歴史が楽しめる。変わった地名も多い。ある休日、小学6年生の娘から「なぜ『太秦』を『うずまさ』って読むの?」って尋ねられ、考え込んでしまった。

 京都検定テキストには秦氏が朝廷に献上する絹をうずたかく積んだとか、絹糸が巴うずの形をしていたとかいった説が紹介されていた。その辺の内容は頭にはあったが、字と読み方が一致しない。要するに子供に説明しづらい。太秦は大人泣かせの所でもある。

 恐るべし!! 太秦。(園田和洋)

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2010年04月13日

地下鉄駅前で覚せい剤密売=容疑で自称イラン人3人逮捕−警視庁(時事通信)

 東京メトロ丸ノ内線の駅前などで覚せい剤を密売したなどとして、警視庁組織犯罪対策5課と渋谷署などは9日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)容疑などで、いずれも自称イラン国籍で東京都江東区枝川、無職の自称モハンマド・ゴラームレザイー容疑者(27)ら3人を逮捕した。昨年8月以降、同法違反(所持)容疑などで、新宿区の歯科医師(50)ら日本人の客20人も逮捕した。 

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2010年04月08日

<旅>沖縄 芭蕉布の里 良い織物は畑づくりから 人間国宝・平良敏子さん(毎日新聞)

 クーラーも扇風機もない昔、沖縄の人々はバショウ(芭蕉)という植物の繊維を織って仕立てた着物で暑さをしのいだ。「バショウ」は野や畑、海辺に自生している身近な植物で、実はバナナに近い種類。沖縄県出身の歌手、夏川りみさんの歌う民謡の「芭蕉布」を聞いたことがある人もいるかもしれない。

 各家庭で日常着にしていたほど身近な織物だったが、第二次世界大戦中にバショウの木が切り倒されて衰退。バショウを育てるところから反物にするまで一貫して生産しているのは、今では同県大宜味村喜如嘉(おおぎみむらきじょか)だけという。戦後、芭蕉布を復活させ、今も「保存会」の先頭に立っている同村の平良敏子さん(90)に制作現場を案内してもらった。平良さんは2000年、国の重要無形文化財(人間国宝)に認定された。

 喜如嘉を訪ねた日、工房では火鉢に鉄瓶がかかり、お湯が沸いていた。バショウから作る糸は、綿や絹のように強くない。乾燥に弱く、切れやすいため、昔は冬には織らなかったという。4、5人の女性が糸車を回したり、織り機に向かって、静かに作業を進めていた。県外の学生や、近所の女性たちが学びに来ている。

 芭蕉布は人手がかかる。自生のバショウは繊維が硬いため、畑に植えて、長さと太さがそろうように栽培し、3年後、切り倒して繊維を取る。最も多くの人手がいるのは、木を切り倒した後、糸にするまで。糸バショウの繊維を取り出す「苧引き(うーびき)」の作業には20人で3日かかる。同村の工房も、この日は県内の各地から卒業生が駆けつけ、大所帯になる。

 芭蕉布は、木の高さ分の長さの糸を、より合わせるのではなく「機結び」でつないで、着物や帯を織る長さにする。織り上がった布を透かし見ると、ところどころに結び目があるのが本物の証しだ。結び目は小さいほど、作り手の腕がいいという。平良さんは、説明しながら、手をすばやく動かして結び目を作り、「ほら」と引っ張ってみせた。指先に結び目をかけ、すれすれのところで端糸を切る。うまく結ばないと引っ張った時に解けてしまう。

 上質の布を織るには、糸の太さ、色、柔らかさをそろえなければならない。木から繊維を取り、指先で割いて糸を作りながら、繰り返し、色と硬さで分けていく。糸ができてから、織り上げるまでには約4カ月かかる。「柔らかい糸は横糸に、硬い糸は縦糸に。糸の選別は一番難しい。畑、季節、人によって違う。織るのは(全体の)100分の1でもない」と教えてくれた。

 平良さんは「糸と相談しながら、何を織るか決める」と話し、糸にふさわしいものを仕立てるために、10年間考えているという秘蔵の布を出し、いとおしそうに広げた。藍で染められ、昔ならもっとも格式が高い官服になるという濃紺の反物。向こう側が透けて見えるほど薄い。

 「これまでで満足した布は?」と聞くと、恥ずかしそうな笑顔で、生成りの生地に琉球藍の絣(かすり)模様の「クヮイヤー ハチジョーハチ」(和装仮仕立て)を挙げた。糸の色がそのまま出るため、地色が生成りの生地は難しいのだそうだ。平良さんは伝統的な絣模様だけでなく、セミや風車など、新しい意匠も織ってきた。同じ絣糸でも、少しずらすと違う模様ができるのではないか−−などと考えながら、新しい柄を考案してきた。

 芭蕉布は民藝(みんげい)運動の創始者、柳宗悦さんが高く評価したという。平良さんは「柳さんが芭蕉布は正直だと言っていた意味が、今になってよくわかる」と振り返る。木を育てて糸をつくり、織り上げるまで手を抜けるところがどこにもなく、どこかで手を抜くとすべてが台無しになるからだ。

 今では、織ることからは「引退」した平良さんだが、繊維を煮沸するときのあくの具合や、糸の向き不向きを判断するには、なくてはならない存在だ。良い繊維を取るために、畑の改良に頭を悩ませている。「昔は各家庭にバショウを植えていたので、糸がそろっていたが、村の人口が減り、昔のようにはいかない」と、平良さんの息子の妻、美恵子さんもため息をつく。

 工房には若い実習生もいて、後継者がいないわけではない。しかし、子供のころから糸の選別をしてきた平良さんのような指先の感覚を、大人になってから体得するのは困難だという。全国の百貨店を通じて、需要と供給のバランスは取れているものの、県内で本物の芭蕉布を扱う店は少ない。美恵子さんは「バショウから布を作るだけなら、続ける人はたぶんいるでしょう。でも、喜如嘉の芭蕉布の品質をいつまで保てるか」と懸念する。

 バショウを育てることから始まる、話に聞くだけでも気の遠くなるような手作業の連続。平良さんの根気に頭が下がると同時に、伝統文化を継ぐことの難しさを思った。【岡礼子】

 ◇メモ

 芭蕉布会館で、芭蕉布製品が展示されているほか、製造工程のビデオを見ることができる。開館は日曜、旧盆、年末年始を除き、夏(4〜10月)は午前10時〜午後5時30分、冬(11〜3月)は午前10時〜午後5時。

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